生命保険会社とは?損害保険会社との違いや契約保護の仕組みなどをわかりやすく解説!

生命保険会社とは?損害保険会社との違いや契約保護の仕組みなどをわかりやすく解説!

生命保険のプランを検討するとき、生命保険会社にお世話になる方が多いでしょう。そもそも生命保険会社とは、どのような存在なのでしょうか。

今回は生命保険会社の概要をはじめ、損害保険会社との違いや、契約保護の仕組みなどをわかりやすく解説します。大手生命保険会社も紹介するので、ぜひ生命保険会社選びの参考にしてみてください。

生命保険会社とは

生命保険会社は、生命保険制度を長期間にわたって健全に運営し、保険金や給付金が適切に支払われる体制を整備する社会的役割を果たす企業です。

生命保険会社のビジネスモデルは、大勢の人々がお金を出し合って互いに支援する、相互扶助の精神にもとづいて成り立っています。

生命保険会社と関係する立場は、契約を締結する保険契約者、保険の対象となる被保険者、保険金を受け取る受取人です。

保険契約者が生命保険会社に保険料を支払って、公平に保険料を負担します。受取人は、被保険者の万が一のケースに、生命保険会社から保険金を受け取れるというわけです。

生命保険会社と損害保険会社との違い

生命保険会社と損害保険会社の違いが気になる方もいるでしょう。

各保険会社の違いを知るには、保険の分類を知る必要があります。保険は第1分野、第2分野、第3分野という3タイプに分別できます。

第1分野は、人の生死に関して保険金を支払う生命保険です。たとえば、死亡保険や年金保険などが挙げられます。

第2分野は、偶然の事故にともなう損害に関して保険金を支払う損害保険です。たとえば、自動車保険や火災保険などが挙げられます。

第3分野は、第1分野や第2分野のいずれにも該当しない保険です。たとえば、医療保険や介護保険などが挙げられます。

第1分野と第3分野の保険を扱えるのが生命保険会社であり、第2分野と第3分野の保険を扱えるのが損害保険会社です。

生命保険会社が破綻すると契約はどうなる?

生命保険会社の経営破綻が不安な方もいるかもしれません。生命保険会社の経営が破綻したとしても、契約はなくなりません。

生命保険契約者保護機構によって契約者が保護される仕組みがあります。

生命保険契約者保護機構とは、保険業法にもとづき1998年に設立された法人です。破綻した生命保険会社の保険契約を継承する救済企業に対して、資金援助をする役目を果たしています。

もし救済保険会社が現れなかったときは、保護機構あるいは保護機構が設立する子会社が保険契約を引き受けます。

生命保険契約者保護機構には、国内で事業を運営するすべての生命保険会社が加入しています。たとえば、アクサ生命保険株式会社やソニー生命保険株式会社、チューリッヒ生命保険株式会社などです。 生命保険会社の経営破綻が不安な方でも、契約保護の仕組みを知っておけば、生命保険の契約を安心して結びやすくなることでしょう。

参考:会員会社一覧(生命保険契約者保護機構)

大手生命保険会社の一覧

生命保険の加入を検討する際には、生命保険会社の提供するプランを選択することになります。生命保険は人生に深く密接する保険であるため、加入に慎重になる方も多いでしょう。

信頼できる生命保険会社を探している方のために、大手生命保険会社をまとめました。

生命保険会社1.日本生命

日本生命は、国民が真に求める保険を提供できるように努めている生命保険会社です。1889年に創立されました。

相互会社という会社形態を採用しているのが大きな特徴です。株式会社と異なり、保険契約者一人ひとりを会社の持ち主として扱っています。

会社の利益は、サービスの充実化に使われるほか、契約者配当として契約者に還元されます。

生命保険会社2.明治安田生命

明治安田生命は、「確かな安心を、いつまでも」という経営理念を掲げている生命保険会社です。1881年に創業されました。

ホームページでは、さまざまな条件を選択することでピッタリな保険を紹介してくれる「ピンポイント検索」機能を利用できます。具体的な条件は性別や年齢、家族構成、目的などです。

また、ライフイベントに応じた生命保険をおすすめする「ライフイベントナビ」という機能も提供しています。就職や結婚、出産、育児、定年退職などのステージを選択して、自分にあった生命保険を探せます。

参考:

ピンポイント検索(明治安田生命)

ライフイベントナビ(明治安田生命)

生命保険会社3.住友生命

住友生命は、豊かで明るい長寿社会の実現に貢献する生命保険会社です。保険事業の健全な運営によって、一人ひとりが最適な生活保障を受けられるようサービスを提供しています。1907年に創業されました。

全国のネットワークを駆使して先進のコンサルティングを行っており、来店窓口は70以上に及びます。

サービスを検討する人が商品の内容を正しく理解できるよう、「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり-定款・約款」などで、重要事項をわかりやすく説明してくれます。

また、訪問や連絡などは時間や場所、方法などに関して顧客の都合に配慮するように努めています。

生命保険会社4.アクサ生命

アクサ生命は、人生100年時代に備えた計画をともに考えてくれる生命保険会社です。1994年に設立されました。

約200年の歴史を誇る保険ブランドであるアクサグループに属しています。アクサは世界で1億人以上を支援する保険運用グループです。

アクサ生命では、サービスの契約者にアンケートを送付しています。評価結果は、第三者機関のeKomiによって掲載されます。中立な立場からの評価を確認できるので、サービスの利用を適切に検討しやすいでしょう。

ホームページでは、保険に入るべきタイミングがわかりやすいように、きっかけを知るためのエピソードも紹介しています。たとえば、同級生が乳がんになってしまって保険を考えたというエピソードや、彼女と結婚して生涯をかけて守りたい人ができたというエピソードなどです。

生命保険を検討している方は一度確認してみてはいかがでしょう。

参考:私が保険のことを考えはじめた理由(アクサ生命)

生命保険会社5.第一生命

第一生命は、「一生涯のパートナー お客様第一主義」をミッションとして掲げている生命保険会社です。1902年に創立しました。

第一生命ほけんショップという来社窓口を用意しています。専門のスタッフが保険相談を受け付けており、調査機関インテージの2015年度「全国お客さま満足度調査」において、利用者満足度90.6%の実績を獲得しました。

生命保険やがん保険、外貨建生命保険の相談をはじめ、生涯設計プランの作成や医療の現状などの説明まで行ってくれます。

相談は無料で何度でも対応してくれるだけでなく、契約を無理に勧めることもありません。はじめて生命保険の加入を検討する方でも安心して相談しやすいでしょう。

生命保険会社を選ぶときは格付けも参考に!

以上、生命保険会社の概要から大手生命保険会社の例を紹介しました。生命保険会社の仕組みを知って、生命保険の契約を相談してみたくなった方もいるのではないでしょうか。

ただ、さまざまな生命保険会社があったことから、どの会社を選べばよいのか迷ってしまった方もいるかもしれません。

生命保険会社の選択で迷ったら、第三者企業による格付けも目安にできます。

スタンダード&プアーズや日本格付研究所、格付投資情報センターなどが、国内の生命保険会社を格付けしています。A+やA-、BB-などの記号で評価しているので、一目で生命保険会社の格付けを把握することが可能です。

自分に適した生命保険会社を見つけるためにぜひ参考にしてみてください。

参考:生命保険会社格付け(ジャパンインシュアランスマネジメント)

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